セザンヌ シェーディングペンシル 02|6mm芯が向く人・合わない人
セザンヌ シェーディングペンシルは芯幅6mmで線も面も引けるペンシル型。02 クールトーンの色の立ち位置、全成分23項目から読む密着の仕組み、塗り方のコツ、01やパウダー型との違いまで公式情報で整理しました。
こんにちは、KIREIRANK編集部のゴンザレスです。
「ペンシル型のシェーディングは、鼻筋みたいな細い場所の専用道具でしょ」……と思われがちですが、この商品については前提からずれています。セザンヌ シェーディングペンシル 02 クールトーンの芯は、公式表記で幅6mm。細さを売りにしたペンシルではなく、面を塗れる太さを持ったペンシルなんですよね。
公式が商品に付けているコピーも「面も線も自在。骨格強調シェーディングペンシル。」です。同じセザンヌには芯径0.9mmのアイブロウがちゃんと存在していて、線を引く道具はそちらが担当している。つまりこの6mmは、狙って太くした数字だと読めます。
ただ、太いということは「どこに置くか」を自分で決める道具でもあるということです。ブラシで払うパウダーは範囲がぼやけますが、ペンシルは触れた場所がそのまま影になる。ここが好みの分かれ目になります。
というわけで今回は、公式サイトの商品ページと全成分表に出ている情報を材料に、6mm芯が何を狙った設計なのか、02 クールトーンは誰の肌に向くのかを整理しました。読む時間が5分ない方は、次の3行と早見表だけ拾ってください。それで買う・買わないは決められるはずです。
- 芯幅6mmで、線も面も1本でまかなうペンシル。ブラシを介さずに影の位置を自分の手で決められる道具です。
- 色は01 ウォームトーンと02 クールトーンの2色だけ。02は公式いわく「グレーが混ざったモーヴブラウン」で、ブルーベースの方・陰影感を強めに出したい方向けです。
- 全成分は23項目で、表示の上位はほぼ油とワックス。水・汗・皮脂に強いラスティング処方と説明されていて、粉ではなく膜で肌に留める設計と読めます。
📋 スペック早見表
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | シェーディングペンシル 02 クールトーン |
| ブランド | セザンヌ(CEZANNE)/株式会社セザンヌ化粧品 |
| 剤形 | 繰り出し式のペンシルタイプ(シェーディング) |
| 芯の幅 | 6mm(公式表記「広い面も細かい点も塗りやすい、6mmの細芯タイプ」) |
| 内容量 | 1.2g(販売ページ表記) |
| 色展開 | 01 ウォームトーン/02 クールトーン の全2色 |
| 02の色 | グレーが混ざったモーヴブラウン(公式) |
| 処方の特徴 | ヨレにくく、水・汗・皮脂に強いラスティング処方(公式) |
| 使用量の目安 | 公式に記載なし |
| 香り | 公式に記載なし |
| 処方まわり | タール系色素不使用/アルコールフリー(公式) |
- ブラシを持ち歩かずに影を足したい
- 鼻筋や唇の下など、数センチ単位で影を置きたい
- ブルベ寄りで、茶色い影が浮いて見えた経験がある
- 陰影感はぼんやりではなく、しっかり出したい
- 汗ばむ日でも影を残しておきたい
- 顔の広い面を一気にふわっと仕上げたい
- 影色を自分で混ぜて肌に合わせたい
- 色番号を細かく選び分けたい(2色展開のため)
- 繰り出したり戻したりの手間を挟みたくない
- 粉の質感でしか影が自然に見えないと感じる
※ 公式が公開しているスペックをもとにした編集部の独自評価です。使用感の測定値や、効果効能を示すものではありません。
目次
- 結論:セザンヌ シェーディングペンシルは影の置き場所を決める道具
- なぜ影を入れる道具がペンシルに降りてきたのか
- 全成分23項目を分解:粉ではなく油とワックスでできている
- 描き心地・密着・落ちにくさを公式スペックから読む
- 6mmの芯を使い切る3つのコツ(塗り方の実践)
- 弱点も書きます:2色展開とペンシル型の限界
- 01と02の違い、パウダー型やハイライトペンシルとの選び分け
- まとめ
1. 結論:セザンヌ シェーディングペンシルは影の置き場所を決める道具
この1本が何で勝負しているのかを、最初に言い切っておきます。
勝負どころは色の濃さでも、粉の細かさでもありません。影を「どこに」置いたかが、自分の目で見えることです。
パウダーのシェーディングは、ブラシに取った瞬間に量も範囲も曖昧になります。鏡を見ながら払っているうちに、輪郭全体がぼんやり暗くなって終わる、という経験をした方はけっこう多いはずです。
シェーディングペンシルはそこが逆で、芯が触れた場所にしか色が残りません。公式の機能説明も「リアルな影色を仕込んで骨格を強調」「理想の鼻の形や、スッキリとしたフェイスラインを演出」という書き方で、狙う場所を名指ししています。
面をぼかす前に、位置を決める。順番がひっくり返っている道具だと思ってもらうと、いちばん近いです。
2. なぜ影を入れる道具がペンシルに降りてきたのか
シェーディングはもともとパウダーとブラシの世界でした。そこにペンシル型が入ってきたのには、理由が3つあると思っています。
① 影を入れる場所が、数センチ単位に細分化した
昔のシェーディングは「輪郭に沿ってひと払い」でした。いまは鼻筋、小鼻のわき、唇の下、眉の上、あご先と、狙う場所が分かれています。3cm四方の場所に影を置くのに、5cm幅のブラシは大きすぎるんですよね。
② 評価される角度が、正面だけではなくなった
スマホのインカメラは、たいてい下か斜めから顔を写します。正面の平面ではなく、骨の出っぱりと引っこみが見える角度です。「骨格を強調する」という言い方が商品コピーとして成立するようになったのは、この変化が大きいと思います。
③ 直すのが、全体ではなく1か所になった
崩れた影をブラシで塗り直すと、その周りまで暗くなります。ペンシルなら、消えた1本だけを足せる。外出先で鏡を1枚出せば終わる手軽さは、そのまま選ばれる理由になります。
セザンヌはこの商品の処方を「ラスティング処方」と呼んでいます。※ メーカーによる呼称です。ヨレにくく、水・汗・皮脂に強い、という説明とセットで使われている言葉ですね。
同じ棚にどんな剤形が並んでいるかは、チーク・シェーディングの売れ筋ランキングを眺めると空気がつかめます。パウダー、リキッド、スティック、そしてペンシル。この4つが同じ順位表に混ざっているのが、いまのシェーディング市場です。
3. 全成分23項目を分解:粉ではなく油とワックスでできている
セザンヌは公式サイトで全成分表を公開しているので、そこを起点に見ていきます。シェーディングペンシルの全成分は23項目。主要なところを役割ごとにまとめると、こうなります。
| 成分 | ざっくり言うと |
|---|---|
| ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル) | 表示1番目。芯の土台になる、粘りのある油性成分 |
| スクワラン | 表示2番目。すべりをよくして、引っかかりを減らす油 |
| (ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー | シリコーン系の粉体。さらっとした後肌と密着を担当 |
| リンゴ酸ジイソステアリル/エチルヘキサン酸セチル/トリエチルヘキサノイン | エステル油。のびとなめらかさの調整役 |
| パラフィン/合成ワックス/キャンデリラロウ/マイクロクリスタリンワックス | ワックス4種。芯の硬さと形を保つ骨組み |
| ジメチコン/シメチコン | シリコーン。膜を作り、きしみを抑える |
| オリーブ果実油/ヒアルロン酸Na/トコフェロール | 保湿・整肌まわりの成分 |
| 酸化鉄/酸化チタン/マイカ/シリカ/水酸化Al | 色と質感を作る粉体。影の色みは酸化鉄が担当 |
見どころは並び順です。パウダーシェーディングだと、表示の頭にタルクやマイカといった粉が来ます。ところがこのペンシルは、上から7つ目あたりまで油とエステルが続き、粉は表の下のほうにしか出てきません。
つまり中身の性格としては、「色のついた粉」ではなく「色を含んだ油の棒」なんですよね。ワックスが4種類も入っているのは、その油を室温で棒の形に保つためです。
もうひとつ面白いのが、公式の全成分表では01 ウォームトーンと02 クールトーンの表示が同じだということ。色の違いは配合されている酸化鉄などの比率で作られていて、成分の顔ぶれ自体は共通、という読み方になります。
処方まわりの表記は2つ。
- タール系色素不使用
- アルコールフリー
4. 描き心地・密着・落ちにくさを公式スペックから読む
使用感は、公式が公開しているスペックに設計として現れます。ここではその設計から、どんな使い心地を狙った商品なのかを読み解いていきます。
① 描き心地は「油とワックスの比率」から読める
公式の説明は「するするとなめらかなテクスチャでぼかしやすい」。これは成分表の並びと素直に一致します。油性成分が上位に集まり、ワックスは硬さを出す側に回っているので、芯を紙にこすりつけるような硬さではなく、口紅寄りのやわらかさを狙った配合と読めます。
やわらかいということは、力を入れると多く出るということでもあります。ここは5章のコツに直結します。
② 密着は「膜で留める」方向の設計です
ジメチコンやシメチコンといったシリコーンと、シリコーン系クロスポリマーが入っています。粉を肌の凹凸に引っかけて留めるパウダーと違い、油分が薄い膜になって肌に張りつくタイプ。公式が「ヨレにくく、水・汗・皮脂に強い」と書いているのは、この構成の帰結だと考えると腑に落ちます。
ただし、ウォータープルーフという言葉そのものは使われていません。落ちにくさを条件に選ぶなら、「汗と皮脂に強い」という表現の範囲で受け取っておくのが安全です。
③ 仕上がりの色は「モーヴブラウン」という指定がすべて
02 クールトーンの公式説明は「グレーが混ざったモーヴブラウン。ブルーベースの方、より陰影感が欲しい方におすすめ」。モーヴは赤みを帯びた紫寄りの色みなので、日焼けした肌のような茶色ではなく、影そのものの色を狙った方向です。
一方の01 ウォームトーンは「グレーが混ざったアッシュブラウン。イエローベースの方、自然な陰影感が欲しい方に。肌色問わず使いやすい」。2色の性格が公式の一文ではっきり分かれているのは、選ぶ側としてはありがたいですね。
塗れる範囲について
6mm幅の芯は、鼻筋のような細い線から、あご下のような小さな面まで1本でカバーできます。頬骨の下を端から端まで塗るような広い面積は、ブラシで払うパウダーのほうが速いです。ここは道具の設計思想の違いなので、無理にどちらかへ寄せなくていい部分だと思います。
5. 6mmの芯を使い切る3つのコツ(塗り方の実践)
公式の使い方はイラストで案内されています。ここでは、公式が明記している仕様から導ける実践的なコツを3つに絞ります。
① 芯の「角」と「腹」を使い分ける
6mmという幅は、当て方を変えるためにあります。角を立てれば鼻筋やあごの細い線、腹を寝かせればフェイスラインの面。同じ1本で線と面を切り替えられるのがこの太さの意味なので、寝かせる角度を意識するだけで仕上がりが変わります。
② 置くのは2〜3か所、線はつながなくていい
公式が例に挙げているのは、鼻の形とフェイスラインです。顔をぐるっと囲むように引くと、輪郭が線として浮きます。影が必要な場所にだけ短く置いて、間はつながない。骨格を強調する道具なので、骨のある場所だけでいいんですよね。
③ ぼかすのは、引いた線と直角の方向へ
線に沿ってなぞると、線が太くなるだけで境目は消えません。指かスポンジで、線と交差する向きに軽く払うと、片側だけがぼけて影の縁になります。やわらかい芯なので、触るのは1〜2回で十分です。
6. 弱点も書きます:2色展開とペンシル型の限界
強いところだけ並べても選べないので、引っかかる部分を先に出しておきます。
- 色は2色。肌の明るさでは選べません。 ウォームとクール、つまり影の色みの方向で分けた2色なので、明るい肌用・暗い肌用という分け方はされていません。濃さは重ねる回数で調整する前提の設計です。
- やわらかい芯は、出しすぎると戻せません。 油性成分が上位に来るなめらかな芯です。繰り出す量は少しずつ、というのがペンシル型に共通する扱い方になります。
- 広い面を短時間で仕上げる用途には向きません。 頬骨の下を一面カバーしたいなら、パウダーとブラシのほうが工程は速いです。1本で全部やろうとすると、かえって時間がかかります。
- 公式の使用量・使用期間の目安は公開されていません。 内容量1.2gに対して何回ぶんかは、塗る範囲によって変わります。使う頻度の高い方は、減り具合を見ながら判断してください。
- 公式が案内している注意書きは2行です。 「お肌に異常が生じていないかよく注意して使用してください」「お肌に合わない時は、ご使用をおやめください」。シンプルですが、影を入れる場所は顔の中でも触る回数が多い場所なので、赤みが出たら止めるのが基本です。
7. 01と02の違い、パウダー型やハイライトペンシルとの選び分け
セザンヌは同じ「影と光」の棚に、剤形の違う商品を複数持っています。ここが選び分けのポイントなので、表にします。
| タイプ | こんな人に |
|---|---|
| シェーディングペンシル 02 クールトーン | ブルーベース寄り。グレーがかったモーヴブラウンで、陰影感をしっかり出したい |
| シェーディングペンシル 01 ウォームトーン | イエローベース寄り。アッシュブラウンで自然な陰影感。肌色を問わず使いやすい色 |
| ハイライトペンシル | 影ではなく光を線で置きたい。同じペンシル型で、影とセットで使える対の1本 |
| ナチュラルマットシェーディング | パウダー型。フェイスラインの広い面をブラシでふわっと払いたい |
| ブレンドカラーシェーディング | 複数の影色を混ぜて、自分の肌の色に寄せたい |
迷ったときの基準はシンプルで、「面から入るか、線から入るか」です。輪郭全体をなんとなく引き締めたいならパウダー型、鼻や唇の下といった特定の場所を作りたいならペンシル型。そのうえで色みがブルーベース寄りなら、02 クールトーンが素直な選択になります。
光の側も揃えたい場合は、同じ芯の設計で作られたハイライトペンシルを組み合わせると、影と光の太さがそろって仕上がりに統一感が出ます。セザンヌの光側のアイテムについては、セザンヌ パールグロウハイライトの記事でも触れています。
よくある質問
セザンヌ シェーディングペンシルの02 クールトーンはどんな色ですか?ブルベ向きですか?
公式の説明は「グレーが混ざったモーヴブラウン。ブルーベースの方、より陰影感が欲しい方におすすめ」です。モーヴは赤みを帯びた紫寄りの色みで、日焼け肌のような茶色ではなく影そのものの色を狙った方向になります。ブルベ寄りで茶色い影が浮いて見えた方に向く色です。
シェーディングペンシルの塗り方は?どこに引けばいいですか?
公式が機能説明で名指ししているのは、理想の鼻の形とスッキリとしたフェイスラインです。芯幅は6mmあるので、角を立てて鼻筋やあごの細い線、腹を寝かせてフェイスラインの面、という使い分けができます。輪郭を線でつなぐのではなく、必要な2〜3か所に短く置くのが設計に沿った塗り方です。
セザンヌ シェーディングペンシルは汗や皮脂で落ちませんか?
公式には「ヨレにくく、水・汗・皮脂に強いラスティング処方」と記載があります。全成分でもシリコーンとシリコーン系クロスポリマーが膜を作る構成で、説明と整合します。ただしウォータープルーフという表記そのものは使われていないため、その範囲で判断するのが確実です。
01 ウォームトーンと02 クールトーンの違いは何ですか?
影の色みの方向が違います。01はグレーが混ざったアッシュブラウンで、イエローベースの方や自然な陰影感が欲しい方向け、肌色を問わず使いやすい色として案内されています。02はグレーが混ざったモーヴブラウンで、ブルーベースの方や陰影感を強めに出したい方向けです。
パウダーのシェーディングとどう使い分けますか?
塗る面積で分けるのが分かりやすいです。頬骨の下やフェイスラインの広い範囲はブラシで払うパウダー型が速く、鼻筋・小鼻のわき・唇の下のような数センチの場所はペンシル型が狙いやすくなります。両方持っている場合は、パウダーで全体、ペンシルで要所、という重ね方ができます。
8. まとめ
もう一度3行だけ。
- 影の置き場所を、自分の手で決めるための道具。 芯幅6mmで、線も面も1本でまかなえます。
- 全成分23項目の上位は油とワックス。 粉で留めるのではなく、膜で密着させる方向の処方です。
- 芯の角と腹を使い分けて、2〜3か所に短く置く。 ぼかすのは線と直角の方向へ。
ブルーベース寄りの肌で、茶色い影が浮いて見えた経験がある方。そして輪郭よりも鼻や唇の下といった「場所」を作りたい方なら、セザンヌ シェーディングペンシル 02 クールトーン は選んで損のない1本だと思います。
Amazon.co.jp の商品ページが開きます。価格・在庫・仕様は変更される場合があるため、最新情報はリンク先でご確認ください。
- 株式会社セザンヌ化粧品 公式サイト 商品ページ「シェーディングペンシル」(色展開と各色の説明・機能の特徴・成分と処方の特徴・芯幅6mm・使用上の注意の記載)
- 株式会社セザンヌ化粧品 公式サイト 全成分表(シェーディングペンシル01・02の全成分、タール系色素不使用・アルコールフリーの表記)
- Amazon.co.jp ビューティー 売れ筋ランキング(掲載の根拠となる順位データ)
本記事は化粧品の一般的な使用方法と、公式に公開された情報を編集部がまとめたものです。医薬品のような効果・効能を示すものではありません。肌に異常が生じた場合は使用を中止し、専門医にご相談ください。
本記事は商品名・公開情報から確認できる特徴をもとに編集部が作成したもので、効果・効能を保証するものではありません。使用感には個人差があります。